INSIDE

今回紹介するゲームは、今年の日本ゲーム大賞の「ゲームデザイナーズ部門」を受賞した作品です。

 

まず、ゲームデザイナーズ部門が何なのかというと、毎年東京ゲームショウ内で行われている「日本ゲーム大賞」の中でも、「独創性」や「斬新性」を評価し、創造性豊かな作品を選出することから、「年間作品部門」とは異なった評価軸で選ばれる部門です。

※ちなみに年間作品部門は、ゼルダの伝説Breath of the wild でした。

毎年個性的な作品が選ばれるので、個人的にも毎年注目しております。

 

そして今年受賞したのは、リンボを開発したデベロッパーの最新作「INSIDE」です。

ゲームとしてはとてもシンプルな横スクロールアクションで、移動とジャンプと物をつかむという3動作のみのオーソドッグスなものです。

ストーリーは、少年を操作してとある研究施設へ潜入するという内容になっていますが、ゲーム中はストーリーどころかセリフ・テキストが一切登場せず物語が進みます。

 

雰囲気もかなり特徴的で、背景がモノクロで、自我を持たない人間が徘徊していたり、警備員に見つかると拉致され機械に感知されると即死したりと、かなりダームな世界観になっています。

ゲームを進めれば進めるほど奇妙な出来事が展開されて行くのがこのタイトルの特徴です。

遊んで行くと、この研究施設で何が行われているのか何となく分かってくるのですが、結局ゲームをクリアしても何の説明も無いまま終わります。

説明が無い故に、ネット上では様々な憶測がまとめられており、それをゲームクリア後に見るのもこのタイトルの楽しみ方の1つかなと思います。

 

プレイヤーに対して何の説明も無いので、人によってはモヤモヤするかもしれませんが、アレコレ妄想する人にはおすすめな作品となっています。

PS4のDLで遊べるので、興味がある方は是非遊んで頂けると良いのではないかと思います。